一頁講座 体幹装具とSeating System・7
筋ジストロフィー症児に対する座位保持具―1.基本的な考え方―筋ジストロフィー症,座位保持
里宇 明元
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1国立療養所東埼玉病院リハビリテーション科
pp.545-546
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106094
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筋ジストロフィー症(PMD)のような進行性疾患において,座位のアプローチは,変形・拘縮の進行遅延,ADL能力の賦与,介護の容易化,quality of life(QOL)の向上という観点から,極めて重要である.適切な処方を行うには,疾病の自然歴の充分な理解とともに,リハビリチームによる問題点の総合的な評価が不可欠である.以下,Duchenne型(DMD)を中心に,障害の進行の概略,座位の問題点およびアプローチの基本的な考え方を述べたい.
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