Japanese
English
症例報告
Neuro-Behçet病の一症例におけるリハビリテーションの経験
Rehabilitation of Neuro-Behçet Disease: A Case Report.
原 行弘
1
,
正門 由久
1
,
木村 彰男
1
,
峯尾 喜好
1
,
千野 直一
2
Yukihiro Hara
1
,
Yoshihisa Masakado
1
,
Akio Kimura
1
,
Kiyoshi Mineo
1
,
Naoichi Chino
2
1慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
2慶応義塾大学医学部リハビリテーション科
1Keio University Tsukigase Rehabilitation Center.
2Department of Rehabilitation Medicine, Keio University School of Medicine.
キーワード:
Neuro-Behçet病
,
運動失調
,
全身管理
Keyword:
Neuro-Behçet病
,
運動失調
,
全身管理
pp.891-894
発行日 1988年11月10日
Published Date 1988/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105952
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まえがき
Behçet病は全身の諸臓器に多彩な再燃性の炎症性病変をきたすきわめて難治性,遷延性の難病である.そのなかでも中枢神経症状が前面に出るNeuro-Behçet病は予後重篤であると言われている,一方Behçet病(以下B病と略す)のリハビリテーション(以下リハと略す)については,失明の問題を中心に報告されているが1),Neuro-Behçet病(以下N-B病と略す)についての報告は殆ど見当たらない.今回我々は,眼病変は軽度であるが錐体路症状,小脳失調症を主症状としたN-B病のリハを経験し,家庭復帰に成功したので,若干の考察を加えて報告する.
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