学会報告
第7回東海リハビリテーション懇話会―昭和62年10月23日,於:名大医学部鶴友会館
室賀 辰夫
1
,
猪田 邦雄
1
1名大医療技術短期大学部作業療法学科
pp.572
発行日 1988年7月10日
Published Date 1988/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105864
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1.脳性麻痺―医師の立場から―
愛知県心身障害児療育センター第二青い鳥学園
上田 正
脳性麻痺の定義,発生率,病因,分類,早期診断,早期治療,効果判定規準などを考え直してみた.定義では,乳児の中枢神経発達の特性を考慮するならば,発生の時期を生後3~4カ月までのものとするほうがよい.発生率は外国ではこのところ減ってはいない.むしろ幾分増える傾向があるようだ.先天性のものが相対的に増えている.
アメリカ脳性麻痺学会による分類一辺倒では患児のいろいろな運動異常,たとえばディスシナージァ,ディスキネーシァなどが見えてこない.
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