Japanese
English
特集 慢性関節リウマチとその周辺
慢性関節リウマチおよび全身性エリテマトーデスにおける免疫学上の2,3の問題
Immunological Topics on Rheumatoid Arthritis and Systemic Lupus Erythematosus.
安倍 達
1
Tohru Abe
1
1埼玉医科大学・総合医療センター第二内科
12nd Department of Internal Medicine, Saitama Medical Center, Saitama Medical School.
キーワード:
慢性関節リウマチ
,
全身性エリテマトーデス
,
リウマトイド因子
Keyword:
慢性関節リウマチ
,
全身性エリテマトーデス
,
リウマトイド因子
pp.429-433
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105610
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はじめに
慢性関節リウマチ(RA)およびその周辺疾患の免疫学的問題のなかから,幾つかのテーマを選んだ.慢性関節リウマチの周辺疾患というと,極めて多数の関節有痛疾患があげられるが,とくに免疫学的問題が多く,興味深いものとして全身性エリテマトーデス(SLE)を取上げた.RAとSLEは膠原病の範疇に入り,その原型をなす疾患であり,しかも関節病変は極めて対照的であることからも臨床的に鑑別が大切なものである.すなわちRAの関節病変が破壊性の変形性関節炎であるのに対し,SLEでは非破壊性の非変形性関節炎を示すということである.
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