特集 自己抗体から紐解く小児疾患
Ⅱ.各論:自己抗体がかかわる疾患
全身性エリテマトーデス
岩田 直美
1
1あいち小児保健医療総合センター免疫アレルギーセンター感染免疫科
キーワード:
全身性エリテマトーデス
,
自己抗体
,
抗dsDNA抗体
,
抗DNase1L3抗体
,
抗IFN-α抗体
Keyword:
全身性エリテマトーデス
,
自己抗体
,
抗dsDNA抗体
,
抗DNase1L3抗体
,
抗IFN-α抗体
pp.1545-1550
発行日 2025年12月1日
Published Date 2025/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000001971
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SUMMARY
▷全身性エリテマトーデス(SLE)の診療において,自己抗体は重要なバイオマーカーである.
▷役割が明らかでないものを含め,SLEでは200種類以上の自己抗体が見つかっている.
▷抗二本鎖DNA(dsDNA)抗体をはじめ,いくつかの自己抗体は臨床症状との関連が報告されている.
▷一部の抗dsDNA抗体でdeoxynuclease 1-like-3(DNase1L3)との交差反応が示唆されている.
▷細胞外タンパク質などに対する自己抗体が同定され,病態への関与が指摘されている.

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