Japanese
English
症例報告
若年性関節リウマチから全身性エリテマトーデスに移行した1例
A case of juvenile rheumatoid arthritis progressed to systemic lupus erythematosus
藤田 弘
1,3
,
伊藤 泰介
1
,
今泉 俊資
1
,
増田 裕行
2
Hiroshi FUJITA
1,3
,
Taisuke ITO
1
,
Shunsuke IMAIZUMI
1
,
Hiroyuki MASUDA
2
1静岡県立総合病院皮膚科
2静岡県立総合病院小児科
3国立東静病院皮膚科
1Department of Dermatology, Shizuoka General Hospital
2Department of Pediatrics, Shizuoka General Hospital
キーワード:
若年性関節リウマチ
,
全身性エリテマトーデス
,
関節炎
Keyword:
若年性関節リウマチ
,
全身性エリテマトーデス
,
関節炎
pp.829-831
発行日 1997年9月1日
Published Date 1997/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902315
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21歳,女性.12歳時に2週間続く弛張熱と6週間続く多発性固定性関節炎があり,若年性関節リウマチと診断された.手指骨にはX線上骨糜爛・蚕食像と関節間隙の狭小化がみられた.21歳時に皮疹を主訴に皮膚科を受診,手足の浸潤を有する紅斑,抗核抗体,抗Sm抗体,低補体血症と尿蛋白・細胞円柱を認めた.12歳時には全身性エリテマトーデスとしては診断基準を満たすのは1項目のみであり,当時は若年性関節リウマチであった症例が21歳時に全身性エリテマトーデスに移行したと考えられた.
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