学会報告
第2回東海リハビリテーション懇話会―昭和60年4月26日,於:名古屋市大幸会館
室賀 辰夫
1
1名大医療技術短期大学部作業療法学科
pp.962
発行日 1985年12月10日
Published Date 1985/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105509
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a.脳梗塞の病理
公立陶生病院内科 河野 親夫
脳梗塞の成因としては動脈硬化などによる血栓,心原性(弁膜症,Non-Bacterial Thromcytic Endocarditis Mitral value prolaps)や脂肪,空気などの塞栓,または境界域梗塞などがある.血管側の要因としては,高血圧による血管壁のフィブリノイド壊死,動脈硬化,血管炎,Fibromuscular dysplasiaやAmyloid angiopathyなどがある.
脳の血流が停止すると30秒後に神経細胞の代謝変化がおこり,60秒で機能停止,5分で不可逆変化がおこる.不可逆変化のおこった後の梗塞巣の時間的経過は次のようになる.
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