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研究と報告
型取りゲージ(Conformateur)式姿勢計による韓国青少年の立位姿勢に関する調査―特に姿勢是正因子について
A Study of Standing Posture of the Korean Juveniles by Gauged Conformateur Posture Meter.
金 龍柱
1
Yong Joo Kim
1
1新丘専門大学物理治療科,韓国
1Department of Physical Therapy, Shin-Gu Junior College, Korea.
キーワード:
型取りゲージ
,
立位姿勢
Keyword:
型取りゲージ
,
立位姿勢
pp.859-864
発行日 1985年11月10日
Published Date 1985/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105484
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はじめに
人の姿勢を客観的に表示しようとする試みは,Braune-Fisher,Staffelなどの分類を始め,Fick u. Strasser(1912),Wiles(1955)らなど,数多く報告されているが,そこには人の姿勢の変化を,脊柱矢状面の前後方向の彎曲の変化としてとらえようとする一貫した流れが認められる3,10,13).
このような基盤にたった姿勢測定法は,自在曲線定規によるもの,モアレ像の応用などいくつかの手法が開発されているが,いずれも脊柱の前後カーブの変化を記録するものである.
津山は,姿勢の表示には脊柱の彎曲のみでなく,さらに多くの部位の測定をも加える必要があると考え,姿勢の変化に対応し描記可能な,携帯型型とりゲージ(conformateur)を試作し,これを用い成人の直立姿勢の変化と脊柱彎曲との関連を論じている11,12).
著者は韓国の青少年560名を対象に,この携帯型型とりゲージを用い,姿勢の変化に伴う脊柱彎曲度の変化および肩はり度の変化を測定し年齢別,男女別グループとの,関連性を検討した2,5,9).
また姿勢と家族関係についても検討を試みたので報告する.
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