Japanese
English
研究と報告
当教室における腰椎装具療法についての検討―アンケート調査
A Questionnare Study on Brace Therapy for Low Back Pain Syndrome.
須賀 哲夫
1
,
波木 卓夫
1
,
鈴木 愉
1
,
大井 淑雄
1
,
御坐 清允
1
Tetsuo Suka
1
,
Takuo Namiki
1
,
Satoshi Suzuki
1
,
Yoshio Ooi
1
,
Kiyonobu Mikanagi
1
1自治医科大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Jichi Medical School.
キーワード:
ダーメンコルセット
,
ナイト型装具
Keyword:
ダーメンコルセット
,
ナイト型装具
pp.375-380
発行日 1984年5月10日
Published Date 1984/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552105165
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はじめに
変形性腰椎症,腰椎分離症,骨粗鬆症などの腰椎疾患は遭遇する機会の多い疾患であるが,患者の訴えの強いわりには理学的所見が乏しいとか,臨床所見のわりにはエックス線学的変化が少ないという例が多く,手術的治療に進む割合は非常に小さい.我々はこういった患者に対しては内服薬の投与や生活指導,運動療法,理学療法などを行っている.しかしこれらの療法には必ずしもよく反応しない例もあり,これらの例で,エックス線学的変化の見られる例や理学的所見の強い例に対し,腰椎装具を併用し,治療効果をあげている.しかしながら,装具処方後,短期間のうちに来院しなくなる例も多く,その効果についての詳しい分析はなされていないのが現状である.今回我々は腰椎装具の効果,患者の満足度,装具の種類による効果の差異などについて調べた.
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