Japanese
English
特集 Duchenne型筋ジストロフィー症
進行性筋ジストロフィー症,とくにDuchenne型を主体とせるホームリハビリテーション
Home Rehabilitation Care for the Patients with Progeressive Duchenne Muscular Dystrophy.
野島 元雄
1
,
首藤 貴
2
,
角 典洋
2
,
狩山 文憲
2
,
恒石 澄恵
2
,
赤松 満
2
,
大塚 彰
2
Motoo Nojima
1
,
Takashi Suto
2
,
Norihiro Sumi
2
,
Fuminori Kariyama
2
,
Sumie Tsuneishi
2
,
Mitsuru Akamatsu
2
,
Akira Otsuka
2
1愛媛大学医学部整形外科
2愛媛大学医学部付属病院理学療法部
1Dapartment of Orthopedic Surgery, School of Medicine, Ehime University.
2Department of Physical Therapy, Ehime University Hospital.
キーワード:
ホー厶リハビリテーション
,
筋ジストロフィー
,
多面的対策
Keyword:
ホー厶リハビリテーション
,
筋ジストロフィー
,
多面的対策
pp.259-269
発行日 1983年4月10日
Published Date 1983/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104927
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はじめに
本邦では,進行性筋ジストロフィー症に対して,そのリハビリテーションの観点から,ケアは各地に配備された厚生省筋萎縮症児収容施設(そのほとんどが既存の国立療養所病院を活用)にて,2,000名内外の患児(者)が収容され,施設に於る対策を主体に展開されている.
しかし,他方,上述,施設ケアに比し,ホームケアへの関心もたかまり,各地で,家人によるケア,療護もひろく実施されるようになってきた.著者らも,永年にわたる上述の施設ケアの経験をふまえ,当愛媛県下の在宅患児(者)を主体に家人と協力し,ホームリハビリテーションの実際につき,とくにその効果的な対策の向上をめざして,介助機器,装具,家庭,学校生活の環境的整備に意を注ぎ経験と工夫を重ねてきた.ここにこれらの概要につき報告する.
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