Japanese
English
特集 Duchenne型筋ジストロフィー症
下肢機能の経過とその評価―disability stageの再検討を中心に
Natural History and Evaluation of the Lower Extremity Functions in Duchenne Muscular Dystrophy.
上田 敏
1
,
間嶋 満
2
,
大川 弥生
1
Satoshi Ueda
1
,
Mitsuru Majima
2
,
Yayoi Okawa
1
1東京大学リハビリテーション部
2筑波大学理学療法部
1Central Rehabilitation Service, University of Tokyo Hospital.
2Central Rehabilitation Service, Tsukuba University Hospital.
キーワード:
Duchenne型筋ジストロフィー症
,
障害段階
Keyword:
Duchenne型筋ジストロフィー症
,
障害段階
pp.253-257
発行日 1983年4月10日
Published Date 1983/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104926
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はじめに
デュシャンヌ型進行性筋ジストロフィー症(以下DMDと略す)の下肢機能という場合,通常は下肢だけでなく,体幹・上肢をも含めた全身の運動機能,特に歩行・移動動作を中心として論じられることが多い.特に障害段階(disability stage)という場合,最初に考え出されたのは歩行・移動の能力を中心としたステージであり,それに後になって上肢機能を中心とした「上肢のステージ」の必要性が認められ,つけ加えられるに至ったという経緯がある.本論文でも「下肢機能」とはそのような歩行・移動動作を通してみたものという意味で用いることとしたい.
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