Japanese
English
特集 排尿障害
脊損患者の排尿管理
Urinary Care for the Patients with Traumatic Spinal Cord Injury.
岩坪 暎二
1
,
小嶺 信一郎
1
,
山下 博志
2
Eiji Iwatsubo
1
,
Shinichiro Komine
1
,
Hiroshi Yamashita
2
1総合せき損センター泌尿器科
2九州大学医学部泌尿器
1Urology Service, Spinal Injuries Center Iizuka.
2Department of Urology, Kyushu University School of Medicine.
キーワード:
脊髄膀胱
,
無菌間歇導尿
,
排尿訓練
Keyword:
脊髄膀胱
,
無菌間歇導尿
,
排尿訓練
pp.1083-1089
発行日 1982年12月10日
Published Date 1982/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104868
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はじめに
脊損排尿管理の目標は,尿閉となる急性期に膀胱合併症(細菌感染と膀胱過伸展)の起こることを防いでおき,麻痺が回復してくる時期から始める排尿訓練によって最大限の膀胱機能回復を計って,健康上憂いのない,そして少しでも便利な社会生活が送れるように排尿自立をめざすことである.第一線で脊損医療に携わる医師には,正しい管理の原則に通暁して,これを実践するだけでなく,おのずから回復に限界がある症例は泌尿器科医の治療にゆだねるべきか否かの判断能力が要求される.
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