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特集 一般病院におけるリハビリテーション
一般病院における小児疾患のリハビリテーション活動
Rehabilitation Service for the Disabled Children in General Hospital.
間嶋 満
1
Mitsuru Majima
1
1東大病院リハビリテーション部
1Central Rehabilitation Service, University of Tokyo Hospital.
キーワード:
小児疾患
,
リハビリテーション
Keyword:
小児疾患
,
リハビリテーション
pp.981-986
発行日 1982年11月10日
Published Date 1982/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104847
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はじめに
小児疾患――特にリハビリテーション医学の主要な対象である脳性麻痺をはじめとした脳障害児のリハビリテーションは,主として肢体不自由児施設を中心として施行された早期発見・早期治療システムの確立により,近年飛躍的な発展をとげた.一方,リハビリテーション医療が地域に密着して行われることの重要性から,一般病院におけるリハビリテーション活動の重要性が説かれるようになってから久しいが,前述のような状況においては,一般病院のリハビリテーション部門における小児疾患に対するリハビリテーション活動の位置づけが問題となるように思われる.しかし,その現状を述べた報告はきわめて少ない.本誌の今回の特集において与えられたテーマは,一般病院全般にわたってのものであろうが,対象となる小児疾患やそれらに対するリハビリテーション活動の形態は多様であり,その全体を対象とするのは筆者の力に余るので,ここでは一般病院でのリハビリテーション部門として機能してきた東大病院リハビリテーション部における小児疾患のリハビリテーション活動の現状を述べることに限り,さらには今後の展望にも触れてみたい.しかし東大病院は一般病院としての特徴の他に,大学病院としての特殊性をも有しているので,この点の制約があることをあらかじめお断りしておきたい.
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