Japanese
English
特集 コミュニケーション介助手段
言語障害を合わせもつ重度脳性麻痺児者の教育とコミュニケーションのためのシステム
The System of Special Education and Communication for the severely Cerebral-palsied with Speech Disorder.
土屋 弘吉
1
,
伝法 清
2
,
畠山 卓朗
3
,
深沢 哲郎
4
Kokichi Tsuchiya
1
,
Kiyoshi Dembo
2
,
Takuro Hatakeyama
3
,
Tetsuro Fukayawa
4
1神奈川県総合リハビリテーションセンター研究部
2同 神奈川リハビリテーション病院言語科
3労災義肢センター
4日本ビクター特機事業部
1Director of Research Institute, Kanagawa-ken General Rehabilitation Center.
2Department of Speech Therapy, Kanagawa-ken General Rehabilitation Center.
3Labour Accidents Prosthetics and Orthotics Center.
4Special Equipment Division, Victor Company of Japan Ltd.
キーワード:
重複重度脳性麻痺者
,
言語学習
,
コミュニケーションエイドシステム
Keyword:
重複重度脳性麻痺者
,
言語学習
,
コミュニケーションエイドシステム
pp.689-694
発行日 1981年9月10日
Published Date 1981/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104605
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はじめに
重度脳性麻痺者(児)の中には,運動障害が重いためにうまくしゃべることができず,内に言葉を持ちながらも満足に自己表現できない人々は多い.
日常会話の理解力があり,話したいという欲求を強く持っている人々は,数少ない言葉を発することや,視線を用いて指示したり,簡単な身振りを用いて表現する.また相手の質問に「はい」と「いいえ」のサインで返事することによってなんとか日常生活内の意志伝達をしている.しかしそれはやはり場面状況的に限定された,受身的な表現であるといわざるをえない.
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