Japanese
English
特集 コミュニケーション介助手段
視覚障害者のコミュニケーション介助手段
Communication Aids for Blind Persons.
小柳 恭治
1
Kyoji Koyanagi
1
1国立特殊教育総含研究所
1The National Institute of Special Education.
キーワード:
コミュニケーション・ハンディキャップ
,
障害者を阻害する社会(handicapping society)
,
視覚代行機器
Keyword:
コミュニケーション・ハンディキャップ
,
障害者を阻害する社会(handicapping society)
,
視覚代行機器
pp.683-687
発行日 1981年9月10日
Published Date 1981/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104604
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Ⅰ.コミュニケーション・ハンディキャップを補う
コミュニケーション(communication)という概念を一義的に規定することはなかなか難しい.というのは,コミュニケーションについての研究の領域や関心,視点および対象などが実に多種多様であり,また,社会心理学や知覚・認知心理学および教育心理学,それに情報理論や通信工学などにおける専門用語としてのみならず,日常用語としても色々な意味で使れているからである.
しかし,ここではさしあたって,コミュニケーションとは,人と人との間で“共通したものを分ち合う”,つまり人間関係が成立し,発展するための媒介過程であり,いろいろな記号(多くは言語)を用いてメッセージ(情報)を構成し,それによってお互いの意図や知識,思想,経験などを伝達・交換する過程であると解しておこう.
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