Japanese
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紹介
地域リハビリテーション活動―荒川区立心身障害者福祉センターの現状
Actual Condition of Arakawa District Rehabilitation Center.
菅原 幸子
1,2
Sachiko Sugawara
1,2
1東京女子医大第2病院整形外科
2荒川区立心身障害者福祉センター
1Department of Orthopaedic Surgery.
The 2nd Hospital of Tokyo Women's Medical Collage
2Arakawa District Rehabilitation Center.
キーワード:
地域リハ活動
,
通所リハセンター
,
疾患別処遇内容
Keyword:
地域リハ活動
,
通所リハセンター
,
疾患別処遇内容
pp.221-225
発行日 1981年3月10日
Published Date 1981/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104507
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はじめに
東京23区の1つである荒川区は,面積10.34km2と中央区,台東区についで3番目に小さい区であり,東京都でただ1つ残された都電荒川線の沿線にある.この面積の中に世帯数72,682戸,人口194,015人(男性98,010人,女性96,065人)が居住しているが,この人口密度は23区中6番目で,住宅が密集しているため他区に比して,オープンスペースが少ない.この荒川区が区内の乳幼児から成人までの心身障害者(肢体4,579,精神491人,これはいずれも手帳所持者であり,潜在している人が多く実際には,この数をはるかに上廻るものと推定される.)の福祉向上と社会への適応性の向上をはかることを目的として,昭和48年6月1日に区立としては始めての通所リハビリテーションセンターを設置した.このセンターも今年で7年を経過して,どうやら地域住民の認識が得られ,障害者に対する理解を深めるのに幾らかの役目が果せるように成ったのか,その利用率も年々増加の一路をたどってきた.しかしその反面色々の問題も出現し,悩みも多くなって来た.そこで現在までの当センターの実態を調査することにより,今後の活動目標と今日までの仕事に対する反省とを考え,検討してみることにした.
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