Japanese
English
講座 リハビリテーション医のためのリウマチ・膠原病入門(3)
慢性関節リウマチ―2:症候論と診断
Rheumatism and Collagen Disease. 3: Clinical Features and Diagnosis of Rheumatoid Arthritis. (2)
東 威
1
Takeshi Azuma
1
1聖マリアンナ医科大学東横病院内科
1Department of Interal Medicine, St. Marianna University Toyoko Hospital.
キーワード:
RA症候論
,
RA診断
Keyword:
RA症候論
,
RA診断
pp.227-231
発行日 1981年3月10日
Published Date 1981/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104508
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
Ⅰ.症候
慢性関節リウマチrheumatoid arthritis(RA)は滑膜関節を主病変の場とするが,決して関節だけの疾患ではなく,全身性結合組織の炎症性疾患である.
20歳から50歳の間に発病することが多く,男女比は約1:4で女性に多いが,高齢発病者では男女差が少なくなる傾向がある(図1).有病率は調査により多少の差がみられるが,地域的な差は少なく,全人口のほぼ0.3~0.5%と考えられるので,わが国には約50万人のRA患者がいると推定される.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.