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編集後記
大井 淑雄
pp.499
発行日 1980年6月10日
Published Date 1980/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552104348
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今月は慢性関節リウマチの特集を組んだ．慢性関節リウマチおよびその関連疾患はそれら専門の雑誌もあるがその多くは採り上げ方が多かれ少なかれ偏（片寄り）している傾向がある．病因論が確立していないためにその方面に対する基礎研究は大切であるからよいとしても，薬物療法や手術方法のどれがよいのか迷わせられる．そして理学療法やリハビリテーションの重要性も認められてはいても多くの教科書や専門誌はどのように活用するかの説明が乏しい．
慢性関節リウマチをどのような戦略をもって攻めるか，包括的な捉え方をどのようにして行うか，そのようなより実際的なまとめ方を本特集は狙っている．著者はいずれも長年数多くの患者を治療してこられた方々で，それぞれ診断治療におけるいろいろな点で討論していただいた．
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