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職業リハビリテーション
松井 亮輔
1
1アガペ身体障害者作業センター
pp.63-64
発行日 1977年1月10日
Published Date 1977/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103731
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「障害者が十分報酬があり,かつ,満足すべき職業につくまではリハビリテーションが完成したとは考えられない」とされるアメリカでは,特に,1954年の職業リハビリテーション法改正以来,職業リハビリテーション分野の人材の養成ならびに調査・研究活動への助成等にかなりの財政援助がなされてきた.例えば,1970年に約4千人の学生がリハビリテーション・カウンセラー養成の大学院コースに在学しており,そのための国庫補助は1千万ドルにものぼると報告されている.
しかし,こうした努力にもかかわらず,「職業リハビリテーションの要石」ともいわれるリハビリテーション・カウンセラーでさえ,専門職としてひろく公にみとめられるようになるには,まだまだ多くの課題をかかえているのが実情のようである.
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