Japanese
English
特集 心疾患のリハビリテーションⅠ
脳卒中後片麻痺における虚血性心疾患―その頻度と管理
The Ischaemic Heart Diseases in Hemiplegic Patients: Its Incidence and Management.
中村 昭
1
Akira Nakamura
1
1神奈川県総合リハビリテーション事業団七沢老人リハビリテーション病院
1Nanasawa Hospital, Kanagawa Rehabilitation Center.
キーワード:
片麻痺
,
虚血性心疾患
,
リスク管理
Keyword:
片麻痺
,
虚血性心疾患
,
リスク管理
pp.27-33
発行日 1977年1月10日
Published Date 1977/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103726
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
脳卒中後片麻痺患者は同時に他の成人病を合併していることが多いが,その中でも最も多いのが広い意味における虚血性心疾患であろう.本稿ではわれわれの病院に入院した片麻痺患者の主として心電図所見について分析し,それがどういう経過をたどり,リハビリテーションプログラムとどう関係したかという点について考察を加えようとするものである.はじめに当病院開設以来5年間の片麻痺患者の心電図所見をミネンタコード1)によって判定し集計した結果を通覧し,次に最近の200症例の入院中の経過を追って分析し検討する.最後にこれらの心疾患の管理について整理して見たい.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.