インタビュー
職能開発と企業経営―H. ビスカルディ氏に聞く
Viscardi Henry
1,2
,
荻島 秀男
3,4
Henry Viscardi
1,2
1米アビリティーズ
2ヒューマン・リソーセス・センター
3東京都養育院付属病院リハビリテーション部
4東京都老人総合研究所リハビリテーション医学部
pp.62-66
発行日 1976年1月10日
Published Date 1976/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103466
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はじめに
荻島 今度,日本にこられたのは何度目でしょうか,また日本にこられた目的をお聞かせ下さい.
ビスカルディ 今度の来日は2度目です.私どもは1952年にアメリカで身障工場を始めたんですけれども,9年前に初めて日本にきたときには,そういうものが日本ではまだあまり盛んではございませんでしたし,日本における身障工場というものの発展を願ってうかがったわけです.
私どもの会社は,ご存じのようにアビリティーズという名前がついております.能力を開発するという意味ですけれども,いろいろな国で私たちがやったことと同じようなことがやられて,現在では69力国でアビリティーズという会社ができております.私どもがこの種の身障工場を始めたことによって門戸が開放されたということもありますけれども,日本も含めて,全世界からいろいろな方が,私どもの工場を訪れてくださいましたし,そういうことで,身障者の社会復帰ということが非常に盛んになったわけです.
今回は日本のアビリティーズ社からの依頼もありまして,身障工場および身障者の職業復帰ということで,日本で数回の講演をやるということが目的でまいりました.
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