Japanese
English
特集 切断と義肢
サイム切断と義足
A new approach to Syme amputation and prosthesis.
沢村 誠志
1
,
中島 咲哉
1
,
松田 宏務
1
,
横手 博臣
1
,
西岡 正明
1
Seishi Sawamura
1
,
Sakuya Nakajima
1
,
Hiromu Matsuda
1
,
Hiromi Yokote
1
,
Masaaki Nishioka
1
1兵庫県リハビリテーションセンター
1Hyogo Rehabilitation Center
キーワード:
切断
,
サイム切断
,
義足
,
腱再縫合術(myodesis)
Keyword:
切断
,
サイム切断
,
義足
,
腱再縫合術(myodesis)
pp.1065-1079
発行日 1973年11月10日
Published Date 1973/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552103045
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【抄録】サイム切断は,下肢の切断部位のなかで機能的に最もすぐれた断端である.しかしながら,このサイム切断に関する本邦での報告はほとんどない.そこで,今回は切断手技および義足について紹介し,これに文献的考察を加えてみた.サイム切断の成績評価は,その切断手技の優劣と,装着する義足の適合如何により左右されることは明らかである.最近の義足適合の進歩により,サイム切断は原法より少しずつ変ってきつつあるように思われ,筆者は独自の手術術式と義足の開発を行なっているので,そのアプローチを御紹介したい.特に,切断手技では,両果部の一部切除,踵皮膚弁の固定,腱の生理的緊張下での固定,術直後義肢装着法の適応,義足では,2重ソケット式全接着式義足の開発を行なっている.今後,更に改善の必要があろうが,現在のところ,満足した成績を得ているので御追試いただければ幸いである.
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