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編集後記
鹿
pp.1180
発行日 2005年12月10日
Published Date 2005/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102809
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窓から見える木々は紅葉し,秋が少しずつ深まり12月号のあとがきを書くような時期になりました.あー,今年もあっという間に過ぎて,また一つ歳をとり,いろいろなものが残り少なくなってきたなと感じ入っていると突然の訃報.最近学会などでもお目にかからないと思っていた川崎医科大学の明石謙先生が11月5日,お亡くなりになった.謹んでご冥福をお祈り申し上げます.明石謙先生は本誌「総合リハ」の創刊から携わられ,いわば本誌の生みの親,そして育ての親,お会いするたびにこの雑誌のことを気にかけていただき,もっともっといい雑誌に,と励まされた.20巻1号(1992年1月号)の新春随想で先生は,「昭和47年にこの雑誌の編集委員会が出発すると,毎月の会議が待ち遠しいほどだった.」,そして「当時と現在のリハビリテーション医学で何が変わったかを考えてみると……個々の人間の生活や社会との繋がりが密接なはずのリハビリテーションにしては,器官レベルの話が多過ぎないか.それが現在の私自身の反省点の一つである.」と書かれている.
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