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編集後記
鹿
pp.490
発行日 2004年5月10日
Published Date 2004/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102738
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例年より早い桜の開花でしたが,天候不順で満開時期が花木によってずれ長く花見が楽しめました.いつものようにポケットに柿ピー,片手にワンカップスタイルで駆け巡ってきましたが,景気が上向いてきたのか不景気の憂さ晴らしなのか,去年より活気がありました.桜の季節は別れの季節でもありますが,慶應義塾大学リハ医学教室千野直一先生,横浜市立大学リハ科安藤徳彦先生が3月で退官されました.両先生には本誌や「PTジャーナル」の編集委員として大変お世話になりました.いつも勝手なことを言ってご迷惑をおかけしましたが,千野先生,安藤先生からはリハビリテーション医学の面白さをそれぞれ違う観点から教えていただいたような気がします.千野先生の最終講義は「リハビリテーション医学―慶應義塾から世界へ」で,大正9年に慶應大学に既に「理学的診療科教室」が作られたことが紹介され,驚きました.安藤先生の最終講義は「QOLについて」でした.この概念自体難しくて分かるようで分からないのですが,本誌でも何度か明快に解説していただいています.
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