編集後記

　昨年11月，東京慈恵会医科大学で，「第1回リハ科専門医会学術集会」が開かれました．日本リハ医学会とは別組織で発足したリハ専門医会が，今回，学会内組織として組み込まれ，世代交代した幹事会による最初の集会だったのですが，今後はわれわれがリハ医学の牽引車たらん，と，会場は若い熱気と意気込みに包まれていました．今年35年を迎えたこの雑誌もリニューアルし，元気をだそうとしています．目次を表紙にもってきました．昔の多くの雑誌はこうだったのですが，手に取るだけで中味が分かるようにしたわけです．華美を廃し，実用第一と考えての工夫，今やrétroがnewなのです．それから，投稿原稿の一部に要旨をつけました（ご投稿の際にはご注意を）．今月の特集は，今回の診療報酬改定で注目された心・大血管リハの現状をまとめ，速報性も充実させました．今後も誌面も内容も新しい試みにチャレンジしていきたいと思います．ただ，担当者（私）は古くなって疲れがでてきていますが，それでもなんとか頑張ります．どうぞ懲りずに今年もご愛顧のほどを．（鹿）