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編集後記
鹿
pp.292
発行日 2004年3月10日
Published Date 2004/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102732
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優先座席の前では携帯電源を切れ,電話でのお話しはだめ,禁煙だから所定の場所で吸え,ドアが閉まるから注意しろ,云々と,駅構内・車内のアナウンス,うるさくないですか.今朝の電車,編集後記,何書こうか考えているときに騒々しいこと極まりなし.「足を投げ出して漫画読んでいる健康青年優先座席の前で電源切ってどうするの? 電話で話すのもおしゃべりも同じ,車内お話は禁止なの? 禁煙だなんてもうみんな分かっている!ドアが閉まるのは当たり前!」.今月は「転倒」の特集,転倒をきっかけに骨折,寝たきりとなる高齢者が多いのは私の周りにもいて実感します.バリアフリーにはほど遠い昔の住宅で,80歳になっても一人暮らしをしている私の母親は今のところあまり転ぶこともなさそう.何十年も暮らしてきて家や周辺の段差・傾斜が体に沁みついていて,かえって慣れないバリアフリー施設でのほうが危ないと言う.「転ばぬ先の杖,注意が大事」と言えば,「余計なお世話,お前こそ酔っ払って転ぶなよ!」と,どこまでも気丈.
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