--------------------
編集後記
鹿
pp.706
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102745
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
第41回日本リハ医学会学術集会は盛会のうちに終了,私は都内で観光地巡りというわけにもいかず専ら学会場巡り.そこで少々気になったことは,演題発表などで「患者様」と言う先生が急に多くなったこと.社会事情,病院事情いろいろあるとは言え,EBM云々という時代に「患者様」は不似合い.ちなみに本誌では頂戴した原稿の「様」は基本的に取るようにしています.
「リハ・ケース会議を考える」では,座談会に先立ちリハ専門医100名にアンケート調査を行いました(集計は同時掲載).多職種の協同作業はリハ医療の大きな特徴で,関わる人数や職種が多いほどスムーズな連絡・連携のためにカンファレンスは重要です.アンケートでも座談会でも,忙しさの合間をぬっていろいろ工夫されて実施されている様子がうかがえます.今月は「高齢者リハ研究会中間報告書」を巡っての対談も掲載されています.この報告書は,05年度の介護保険制度改正や,例えば「介護保険福祉用具給付に基準」(627頁「ニュース」)等,今後の施策に反映されるものと思います.
Copyright © 2004, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.