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編集後記
鹿
pp.636
発行日 2007年6月10日
Published Date 2007/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100988
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会社の引越し,重いダンボールを抱え,自分で自分のスリッパの後ろを踏んで躓き転び右手中指突き指.数日後,爽やかな初夏の夕方,気分よく酔っ払って石ころに躓き,小指もまた.加齢と転倒,リハビリテーションメインテーマを実践中.「一人で転んでゴルフができなくなるのは勝手だけど,バージンロードをあたしと歩いているときに蹴躓かないでよね.みっともないからさ.」と娘,優しくないね.「障害を負って人生の岐路に立たされた患者さんは,どのようなリハ医やスタッフと出会うかによって大きく運命が変わる.そこに関わることができるのがリハ医の醍醐味」と巻頭言で古澤先生.リハ医以外のリハ関連職種にとっても同様と思うが,醍醐味を味わうようになるまでには苦労も多い.今回の特集,各職種の現状と課題が述べられている.PT,OT,STでは,20~30歳代が7,8割を占めるほど若い世代が増え,教育水準の確保,資質向上が重要課題.心理,工学,SWでは公的資格の問題や診療報酬が職種として請求できないこと,POでは職域の開拓など,それぞれが多くの課題,問題を抱えながら困難に立ち向かっている.(鹿)
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