編集後記

　11月は最終12月号の作業で忙しい時期，連休も重なったりして毎年慌てふためきながら恒例の「総目次」や「キーワード」をまとめています．でも忙しいとはいえ1年を振り返る良い機会でもあり，楽しくやってます．「総目次」のゲラ刷りをみながら，「ああ，この先生の原稿を貰うのに苦労したな」，「来年の『総合リハ賞』はこれかな」，「それにしてもSweet Spotの高橋先生，二通先生はもうすぐ100回になるけど毎月すごいな」，とか考えながら．ところで「総目次」のニュースの項にそのタイトルをまとめていますが，今年一番多いのは不況の影響もあってか「障害者雇用」関連，次に，始まって間もない「支援費制度」をめぐってです．リハビリテーションを取り巻くニュースを毎月二木立先生（日本福祉大学）に選んでいただいて掲載していますが，今どういう流れのなかにリハビリテーションがあるのかが良く分かって，確かな選球眼．やはり，「自分は休みなく変って行く時勢の絵巻物をば眼の痛なるまで見詰めていたい．」（永井荷風「銀座」）という姿勢は大事．