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編集後記
鹿
pp.400
発行日 2003年4月10日
Published Date 2003/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102695
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65歳以上の高齢者のいる世帯は1,565万世帯(全世帯の34.3%),そのうちの19.7%,308万世帯が単独世帯で増加傾向,子どもとの同居率は平成12年現在49.1%で低下傾向とのことです(平成14年版内閣府「高齢社会白書」).最近は非婚・晩婚化傾向で高齢者予備群の一人暮しも増えています.私のところでも郷里の茨城にもうすぐ80歳になる,息子と違って気丈な母親が一人で生活しています.一人気ままな生活が気に入っているのだと言ってはいますが本心はどうなのか? 高速道路を使って1時間ちょっとの距離とはいえ心配です.こんな時に「つながり感通信」システム(特集の水島論文)があるといいのですが.論文の文献記載のサイトを見たら,つながり感というのは「空気・気配を感じること.何となく相手の雰囲気や状態,感情などが伝わっていると感じること.その結果,親しい人との間の関係を維持させるのに役立つと期待される.」と書いてありました.ほどほどの距離感というのがいいんですね.
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