Japanese
English
特集 脳卒中リハビリテーションの新しい展開
薬物療法
New development of stroke rehabilitation―medication.
森 真由美
1,2
,
岡田 靖
2
Mayumi Mori
1,2
,
Yasushi Okada
2
1相生会新吉塚病院リハビリテーション科
2国立病院機構九州医療センター臨床研究センター脳血管センター脳血管内科
1Department of Rehabilitation, Shinyoshizuka Hospital
2Department of Cerebrovascular Medicine, Clinical Research Institute, National Hospital Organization Kyushu Medical Center
キーワード:
脳卒中再発予防
,
抗血栓療法
,
危険因子管理
,
合併症
,
医療連携
Keyword:
脳卒中再発予防
,
抗血栓療法
,
危険因子管理
,
合併症
,
医療連携
pp.1143-1149
発行日 2011年12月10日
Published Date 2011/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102294
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はじめに
脳卒中の年間発症者数は現在30万人前後と推測され,要介護に至る原因疾患の第1位である1).1960年代以降,血圧コントロールの重要性の周知に伴い脳出血発症率は減少したが,人口動態の高齢化と生活様式の欧米化に伴い,動脈硬化危険因子を抱えた高齢の脳梗塞患者が顕著に増加している.本稿では,脳卒中再発予防の観点から脳梗塞と脳出血に分けて特に薬物療法について言及し,さらに,回復期・地域生活期にかけてリハビリテーションや自宅復帰の妨げとなりうる脳卒中合併症に対する薬物療法についても概説する.
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