Japanese
English
調査
脳卒中のリハビリテーションを中心とした一般病棟における介護負担感の調査―FIM各項目の点数との比較
Relationship between each items of FIM among cerebrovascular disorder patients and the caregiver burden on nurses.
仲山 千明
1
,
川上 途行
2
,
安西 敦子
2
,
村山 さおり
1
,
和田 彩子
2
,
大塚 友吉
2
Chaki Nakayama
1
,
Michiyuki Kawakami
2
,
Atsuko Anzai
2
,
Saori Murayama
1
,
Ayako Wada
2
,
Tomoyoshi Otsuka
2
1独立行政法人国立病院機構東埼玉病院看護部
2独立行政法人国立病院機構東埼玉病院リハビリテーション科
1Nursing Department, East Saitama National Hospital
2Department of Rehabilitation, East Saitama National Hospital
キーワード:
介護負担感
,
ADL
,
FIM
Keyword:
介護負担感
,
ADL
,
FIM
pp.491-494
発行日 2011年5月10日
Published Date 2011/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102074
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要旨:〔目的〕脳卒中のリハビリテーションを中心とした一般病棟において,各ADL項目の介護負担感を調査し,FIMの点数と比較することで介護負担感の傾向を明らかにする.〔方法〕①病棟に勤務している看護師に対するアンケートを行い,各ADL項目ごとの介護負担感を調査した.②アンケート実施時の当病棟入院患者情報について,カルテより,年齢,性別,主診断名,FIM各項目の点数を後方視的に調査した.〔結果〕ADL項目の介護負担感は,特に夜間の排泄介助に関する項目(トイレ動作,排尿管理,排便管理,移乗:トイレ),入浴介助に関する項目(清拭,移乗:浴槽)で大きかった.逆に,食事,整容,歩行・車いすの介助は比較的介護負担感が小さかった.FIMの点数では,入院患者は,食事,整容,移動は比較的介助量が少なく,介護負担感も小さかった.入浴介助に関する項目は介助量が大きく,介護負担感が大きかった.FIMではほぼ同等の介助量の更衣,トイレ動作では,更衣のほうが介護負担感が小さく,トイレ動作(特に夜間)のほうが介護負担感は大きかった.
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