一頁講座 リハビリテーション関連法律用語
3.座位保持装置
加倉井 周一
1
1東京大学医学部附属病院リハビリテーション部
キーワード:
重度障害児(者)
,
姿勢
,
seating system
,
不可逆的変形防止
,
発達促進
Keyword:
重度障害児(者)
,
姿勢
,
seating system
,
不可逆的変形防止
,
発達促進
pp.815-816
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107945
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1.歴史的背景と意義
姿勢は人間が系統発生的に直立位をとるようになったことから,重力の方向における体全体の位置関係を示すものと理解されている.
さまざまな原因,特に精神発達遅延・筋緊張低下(floppy infant,筋ジストロフィー症など),筋緊張亢進(脳性麻痺など)などによる運動器官障害では,正常な幼児にみられる一連の粗大動作発達は著明に遅れ,とりわけ脳性麻痺児では緊張性迷路反射による伸筋突張extensor thrustに基づき,さまざまにパターン化された姿勢をとることが知られている.
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