Japanese
English
調査
重度脳性麻痺患者に対する座位保持装置の応用―工房椅子の処方と効果の検討
Clinical Use of the Seating System in Severe Cerebral Palsied Patients: Prescription for“Koubou”Seating System and Efficiency of its System.
鴇田 文男
1
,
佐々木 鉄人
2
,
内山 英一
2
,
内田 誠
3
Fumio Tokita
1
,
Tetsuto Sasaki
2
,
Eiichi Uchiyama
2
,
Makoto Uchida
3
1札幌肢体不自由児総合療育センター整形外科
2北海道立心身障害者総合相談所
3TAKU工房
1Department of Orthopedic Surgery, Hokkaido Prefectual Rehabilitation Center for Crippled Children, Sapporo unit.
2Hokkaido Rehabilitation Counseling and Evaluation Center for the Handicapped
3TAKU koubou
キーワード:
脳性麻痺
,
座位保持装置
,
工房椅子
Keyword:
脳性麻痺
,
座位保持装置
,
工房椅子
pp.501-505
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107631
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
脳性麻痺(以下,CP)をはじめとする座位困難な運動発達障害児や重度身体障害者に対し,従来より種々の座位保持装置が開発されている1-8).これらの座位保持装置のなかで,主に在宅で使用されることの多い訓練用椅子システム(以下,工房椅子)に関して,処方後の患者の使用状況の調査や効果を評価した報告は少ない.工房椅子は重度障害児者の生命維持,社会参加への援助,訓練などを目的として本邦で開発され,最近普及してきた.今回,重度CP患者に工房椅子を処方し,アンケート調査を行い,工房椅子の使用状況や使用効果を調べた.また,工房椅子処方前後で側彎角の変化についても検討したので報告する.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.