Japanese
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特集 姿勢保持のアプローチ
座位保持装置の供給事情―公的給付制度の問題点と今後
The Supply Situation of Seating System.
高橋 功次
1
Koji Takahashi
1
1国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所補装具製作部
1National Rehabilitation Center for the Disabled
キーワード:
姿勢保持
,
座位保持装置
,
公的給付制度
,
補装具交付基準
Keyword:
姿勢保持
,
座位保持装置
,
公的給付制度
,
補装具交付基準
pp.733-737
発行日 1996年8月10日
Published Date 1996/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108169
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はじめに
現在,国内で供給されている姿勢保持関連の機器には数多くの種類があり,供給量の順に大別すると,座位保持装置,立位保持装置,臥位保持装置となる.これらの装置は,姿勢保持能力に障害を持っ人に対し,発達段階や日常生活において積極的な姿勢づくりを行うためのものである.
なかでも座位保持装置は,近年,開発普及が盛んで,海外の新しいシーティングシステムの導入,新しい製作技法による製作が行われているが,現行の公的給付制度が障害となり,使用者に対して円滑な供給が行えないことが問題とされている.
本稿では,平成5,6年度(財)テクノエイド協会の委託研究「姿勢保持装置に関する調査研究」をもとに,国内における座位保持装置の供給事情と公的給付制度上の問題点,今後の方向性などについて述べる.
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