Japanese
English
調査
脳梗塞患者における回復期リハビリテーション病院への診療情報提供書の記載情報―地域連携パスの導入前後の比較
Medical records in patients with brain infarction in a convalescent rehabilitation ward.
木村 怜子
1
,
徳永 誠
2
,
桑田 稔丈
3
,
木原 誓子
3
,
米村 美樹
3
,
中島 雪彦
1
,
橋本 洋一郎
4
Reiko Kimura
1
,
Makoto Tokunaga
2
,
Toshitake Kuwata
3
,
Seiko Kihara
3
,
Miki Yonemura
3
,
Yukihiko Nakashima
1
,
Yoichiro Hashimoto
4
1熊本機能病院作業療法課
2熊本機能病院リハビリテーション科
3熊本機能病院理学療法課
4熊本市立熊本市民病院神経内科
1Department of Occupational Therapy, Kumamoto Kinoh Hospital
2Department of Rehabilitation, Kumamoto Kinoh Hospital
3Department of Physical Therapy, Kumamoto Kinoh Hospital
4Department of Neurology, Kumamoto City Hospital
キーワード:
診療情報提供書
,
地域連携パス
,
脳梗塞
,
医療連携
,
記載情報
Keyword:
診療情報提供書
,
地域連携パス
,
脳梗塞
,
医療連携
,
記載情報
pp.179-182
発行日 2010年2月10日
Published Date 2010/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101708
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要旨:〔目的〕2007年度の脳卒中地域連携クリティカルパス(パス)導入によって,急性期病院から回復期リハビリテーション病院への診療情報提供書の記載情報が改善されたかどうかを明らかにする.〔対象・方法〕2002年度入院の脳梗塞患者125例と2007年度入院の脳梗塞患者78例を対象とした.診療情報提供書における7項目(臨床病型,責任病巣,MRA結果,頸部血管超音波検査結果,ホルター心電図結果,心エコー結果,PT-INR結果)の記載の有無を調査し,2002年度と2007年度との比較,2007年度の地域連携パス参加病院とその他の病院との比較を行った.〔結果〕2007年度は2002年度よりも,7項目中3項目(ホルター心電図,心エコー,PT-INR)において記載割合が有意に高かった.地域連携パス参加病院はその他の病院よりも,7項目中5項目(臨床病型,MRA,頸部血管超音波検査,ホルター心電図,心エコー)において記載割合が有意に高かった.〔結論〕本研究によって,診療情報提供書の情報量増加という脳卒中地域連携パス導入による効果が明らかになった.
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