Japanese
English
調査
リハビリテーション訓練時に発生した急変・事故について
A study of accidents in rehabilitational settings at a university hospital.
坂﨑 ひろみ
1
,
早川 美和子
1
,
才藤 栄一
2
,
及部 珠紀
1
,
今井 えりか
3
Hiromi Sakazaki
1
,
Miwako Hayakawa
1
,
Eiichi Saitoh
2
,
Tamaki Oyobe
1
,
Erika Imai
3
1藤田保健衛生大学病院リハビリテーション部
2藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学講座
3輝山会記念病院
1Department of Rehabilitation, Fujita Health University Hospital
2Department of Rehabilitation Medicine, School of Medicine, Fujita Health University
3Kizankai Memorial Hospital
キーワード:
急変・事故
,
発生率
,
リスク管理
Keyword:
急変・事故
,
発生率
,
リスク管理
pp.1067-1072
発行日 2009年11月10日
Published Date 2009/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101642
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要旨:2001~2005年度においてリハビリテーション訓練時に発生した急変126件,事故76件を対象に調査を行った.急変・事故における,①発生率,②内容,③発生場所・時間帯,④発生時の患者の姿勢・活動状況,および担当療法士の監視状態,⑤急変・事故区分を検討した.発生率は1998~1999年の調査に比して減少していた(急変0.029%→0.021%,事故0.016%→0.013%).急変は急変後の対応がポイントとなり,そのためのシステム環境作りが肝要であった.事故においては転倒が最も多く,経験の浅い療法士において発生件数が高かった.また,そのなかでも1・2年目と3年目以上では傾向が異なり,それぞれの対応も異なった.今後は,今回行った対策による効果を再評価していく必要があると考える.
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