Japanese
English
短報
リハビリテーション医療における障害者用就職レディネスチェックリストの有効性
Effectiveness of Employment Readiness Checklist for the Disabled in the field of medical rehabilitation
福井 信佳
1
,
大澤 傑
1
,
長久 勤
1
,
中川 正己
1
,
村田 郁子
1
,
田中 智恵
1
Nobuyoshi Fukui
1
,
Suguru Ohsawa
1
,
Tsutomu Nagahisa
1
,
Masami Nakagawa
1
,
Ikuko Murata
1
,
Chie Tanaka
1
1大阪労災病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation Medicine, Osaka Rosai Hospital
キーワード:
復職
,
身体障害
,
レディネスチェックリスト
Keyword:
復職
,
身体障害
,
レディネスチェックリスト
pp.391-394
発行日 2008年4月10日
Published Date 2008/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552101229
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要旨:〔目的〕障害者用就職レディネスチェックリスト(ERCD)について,リハビリテーション医療の領域で使用されている評価との関係を検証する.〔対象〕2005年3月から2006年2月までの1年間に入院して作業療法を行った症例のうち,復職をゴールとした入院患者男性50名,女性7名の合計57名である.〔方法〕退院時のERCDとFIM,SIAS,ASIA運動機能スコアとの相関関係を求めた.さらに雇用群と非雇用群に分けてERCD値の有意差を検証した.〔結果〕ERCDとFIMの間に正の相関を認めた.一方,ERCDとASIAは相関を認めなかった.雇用群は非雇用群に比べERCDが有意に高かった.〔結語〕ERCDはFIMとの関係が良好であり,ERCDはリハビリテーション医療の領域において復職に向けた評価表として有効に利用できる.
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