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編集後記
鹿
pp.418
発行日 2007年4月10日
Published Date 2007/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100984
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どうしてこれが編集後記?といつも思いながら,今回も校了間際に慌てて書いている.これでよくも延々と200回近く厚顔にも無恥と無知を哂し,本誌末席を汚し続けたもの,本当に申し訳ないです.そこで,と.昨年4月,「地域包括支援センター」が,市町村が設置主体となり3,400か所でスタートしました.本施策の眼目は,介護予防重視,総合相談支援業務の創設,権利擁護・虐待防止,多職種によるそれぞれの専門性を生かしたチームアプローチ,ネットワークづくりなどです.そこで,丸1年経過しての現状をまとめようということだったのですが,原稿締め切りは昨年12月末でしたから正確に言えば半年ちょっとの現実が紹介されています.高浜市,四日市市などでは,地域包括支援センター設置以前から,介護保険サービス以外のいろいろな工夫を,まちづくりの一環として,市民ボランティアを活用しながら地元に密着して実践してきました.これらの現場報告を読んで,ボランティアやサポーターとしての老人の元気な社会参加が,近頃疲弊の目立つ地域の活性化の鍵ではないか思いました.(鹿)
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