歩行分析

歩行分析を歴史からじっくり学びたい方

「HUMAN WALKING」（Williams & Wilkins）

　古典的な名著である．1993年に第2版が出て，健常歩行，エネルギー論，関節モーメント，筋収縮の仕組み，幼児期からの歩行の発達，片麻痺の歩行，切断者の歩行，モーションキャプチャ装置によるデータ収集，機能的電気刺激時の歩行分析まで網羅し，古典であり，しかも最新の情報を含んだ優れた解説書といえる．The major determinants in normal and pathological gaitから転載したイラストは素晴らしく，あまりにも有名だが，他にもきれいなイラストが満載である．工学的な解説の部分は高度で，すらすら読むというわけにはいかないが，急がずにじっくり味わって欲しい．日本訳は出版されていない．原書で読んで欲しい．