Japanese
English
紹介
片麻痺例上肢・手指への棒握りの効果
The poling effect for the upper extremity and the hand function of a stroke patient:A single case study.
佐藤 亙
1
Wataru Sato
1
1公立昭和病院リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation, Showa Public Hospital
キーワード:
片麻痺
,
上肢・手指障害
,
棒握り
Keyword:
片麻痺
,
上肢・手指障害
,
棒握り
pp.585-588
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100787
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はじめに
脳卒中後の不全麻痺上肢・手指に対する機能回復訓練には,生体力学的アプローチなどさまざまな手技・技法が用いられている.しかし,上肢障害に焦点をあてた研究報告はきわめて少なく,科学的根拠に基づいた臨床研究が緊急の課題とされる1).当院作業療法では,不全麻痺上肢・手指の治療に,棒を握って空間で保持する訓練(以下,棒握り)を採用しており,多くの症例で好成績を得ている.
今回,棒握り後に顕著な改善のみられた症例を経験したので,棒握りの紹介を兼ねて報告する.
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