一頁講座 ユニバーサルデザイン
情報のアクセシビリティ
武者 圭
1
1UDNJ事務局
キーワード:
雰囲気
,
バリアフリー
,
個別対応
,
ユニバーサルデザイン
,
デザイン
Keyword:
雰囲気
,
バリアフリー
,
個別対応
,
ユニバーサルデザイン
,
デザイン
pp.593
発行日 2004年6月10日
Published Date 2004/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100602
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1年ほど前,少し変わった相談を受けた.大勢の人が集まる場所で雰囲気を壊すことなく視覚障害者用の誘導サイン音を付けることはできないか,というものである.
「情報のアクセシビリティ」というテーマではほとんどの場合,インターネットやホームページの高齢者や障害者に対するバリアフリー化が話題となる.しかし,「情報」はそのようなIT(information technology)社会にとどまらず,日常生活のなかで最も重要なものである.幹線道路の交差点に町名表示がなかったら,鉄道やバスの駅に駅名表示が全くなかったら,おそらく交通機能は今のような役割を果たさないであろう.また,テレビが画面だけで音が出なかったら,あるいはその反対に音だけになっていたら,番組をどこまで楽しむことができるだろうか.
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