連載 物理療法【新連載】
温熱療法
沖 貞明
1
,
金井 秀作
1
,
坂口 顕
2
1県立広島大学保健福祉学部理学療法学科
2県立広島大学院総合学術研究科保健福祉学専攻
キーワード:
ホットパック
,
パラフィン浴
,
極超短波療法
,
超短波療法
,
超音波療法
Keyword:
ホットパック
,
パラフィン浴
,
極超短波療法
,
超短波療法
,
超音波療法
pp.84-85
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100454
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概要
リハビリテーション医療における温熱療法の目的は,教科書的1)には,(1)局所血流の増加作用,(2)Ⅰa線維とⅠb線維の発射頻度減少とⅡ線維の発射頻度増加による筋緊張の減少,(3)腱の伸張性の増加,(4)疼痛閾値の上昇に伴う鎮痛作用とされている.
そして温熱療法は,組織の深部までの温熱の到達度をもとに,浅在性と深在性温熱療法に大別されている.浅在性温熱療法としては,ホットパック,パラフィン浴,渦流浴等があり,深在性温熱療法としては,極超短波療法,超短波療法,超音波療法がある.渦流浴は水治療法として分類されているので,今回は除く.また,極超短波療法,超短波療法は合わせて電磁波療法とも呼ばれている.
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