Japanese
English
講座 理学療法の理論
2.温熱療法
Thermotherapy.
田中 信行
1
,
堀切 豊
1
,
鄭 忠和
1
Nobuyuki Tanaka
1
,
Yutaka Horikiri
1
,
Chuwa Tei
1
1鹿児島大学医学部リハビリテーション科
1Department of Rehabilitation and Physical Medicine, Kagoshima University Hospital
キーワード:
温熱療法
,
ホットパック
,
マイクロウェーブ
,
超音波
,
入浴
,
サウナ浴
Keyword:
温熱療法
,
ホットパック
,
マイクロウェーブ
,
超音波
,
入浴
,
サウナ浴
pp.721-725
発行日 1997年8月10日
Published Date 1997/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552108444
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はじめに
温熱療法は組織の加温に対する生理的反応を治療に役立てるもので,その適用の方法や機器の特性により,局所加温と全身加温,あるいは表在加温と深部加に分けられる1-4).また,皮膚と加熱媒体間の水分(湿気)の有無により湿性加温と乾性加温に分けられ,同温度では湿性加温のほうが乾性加温よりも熱効率が高く,皮膚への傷害も少ない.
従来,整形外科領域のリハビリテーションで用いられたのは局所加温型の機器であるが1,3-5),入浴やサウナは日常生活化している全身加温型の温熱療法の1つである.最近,われわれはそれによる降圧効果や心不全治療効果を見いだしており13,14),今後の新しい温熱療法の展開についても述べてみたい.
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