ひと
第44回日本リハビリテーション医学会学術集会会長になられた関西労災病院リハビリテーション診療科 住田幹男氏
石神 重信
1
1浜松市医療公社
pp.5
発行日 2007年1月10日
Published Date 2007/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100441
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住田先生というと,写真のように特有のあごひげとめがね,人なつっこい優しい目と笑顔を思い浮かべます.最初にお会いしたのは25,6年前ですが,彼はずっと変わりませんね.ある日突然,「専門医になるのに,試験か,論文か,どちらがよいのか」と尋ねられ,「将来専門医を育成する気持ちがあるかどうかによる」と答えた記憶があります.論文審査で十分だったはずの先生が,わざわざ試験で専門医になられて驚いたことが昨日のように想い浮かびます.リハビリテーション(以下,リハ)の脆弱な地盤と言われる(?)関西地区で「リハせん(専)会」という横断的なグループをつくり,多くの専門医を育成されてきた先生のリハ医学への情熱は一貫して変わりません.また,全国の労災病院リハをまとめられ,わが国ではじめての脊髄損傷のアウトカムの研究や阪神淡路大震災での障害者検診の地道な活動は広く知られています.
日本リハ医学会では各種委員会の委員長を経験され,現在は理事として学会をリードしており,また,関西地方会代表幹事としてご活躍の先生は日本リハ医学会の「顔」といってもよいでしょう.
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