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実践講座 知っておきたい薬の知識・2
神経系の薬剤(2)―リハビリテーション関連分野での向精神薬について
Neuropsychiatric medication in physical rehabilitation.
先崎 章
1
Akira Senzaki
1
1埼玉県総合リハビリテーションセンター神経科
1Department of Neuropsychiatry, Saitama Prefectural Rehabilitation Center
キーワード:
脳損傷
,
非定型抗精神病薬
,
SSRI
Keyword:
脳損傷
,
非定型抗精神病薬
,
SSRI
pp.667-672
発行日 2006年7月10日
Published Date 2006/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100339
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はじめに
前号(6月号)では,向精神薬を,脳損傷者にどう使用するのか解説した.本稿では,精神科で薬を投与するときにどのような背景があるのか,向精神薬の薬理作用,新しい向精神薬の登場によってどのように治療法が変化したのか,疼痛に対して抗うつ剤を使用するときの注意点や,脳損傷者に抗てんかん薬,抗認知症薬を投与することの適否について述べる.なお向精神薬とは,精神疾患や精神症状の治療のために使用する薬を総称して言う.一方,抗精神病薬とは向精神薬のなかの一つの薬剤群で,幻覚妄想や精神運動興奮を改善するドパミン・ブロッカーを指して言う.
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