Japanese
English
特集 ハイリスク状態のリハビリテーションアプローチ
ハイリスク新生児―呼吸リハビリテーションを中心に
Pulmonary rehabilitation in high-risk infants.
牛場 直子
1
,
小宗 陽子
1
,
高橋 秀寿
1
Naoko Ushiba
1
,
Yoko Komune
1
,
Hidetoshi Takahashi
1
1国立成育医療センターリハビリテーション科
1Division of Rehabilitation, National Center of Child Health and Development
キーワード:
ハイリスク新生児
,
呼吸リハビリテーション
,
拡張法
Keyword:
ハイリスク新生児
,
呼吸リハビリテーション
,
拡張法
pp.411-415
発行日 2006年5月10日
Published Date 2006/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100295
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はじめに
ハイリスク新生児とは,すなわち「母体の疾患,異常や妊娠・分娩に伴う合併症,あるいは,新生児の疾病異常によって児の生命に対する危険度が高く,たとえ生存しても後に高度の心身障害を残す可能性の大きい新生児」のことである.例を挙げると,低出生体重児,未熟児,巨大児,SFD(small-for-dates)・LFD(light-for-dates)児などであり,全出生児の5~10%がハイリスクをもっているとされている.
今回,ハイリスク新生児のなかでも,さまざまな要因によって新生児期の呼吸器疾患のために行われている呼吸リハビリテーションについて,最近の知見を含め解説する.
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