Japanese
English
講座 排尿障害 4
神経因性膀胱
Neurogenic bladder.
山本 達也
1
,
榊原 隆次
1
,
内山 智之
1
,
服部 孝道
1
Tatsuya Yamamoto
1
,
Ryuji Sakakibara
1
,
Tomoyuki Uchiyama
1
,
Takamichi Hattori
1
1千葉大学医学部神経内科
1Department of Neurology, Chiba University
キーワード:
排尿反射
,
蓄尿障害
,
排出障害
Keyword:
排尿反射
,
蓄尿障害
,
排出障害
pp.351-355
発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100283
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はじめに
リハビリテーションが必要な多くの神経疾患は,運動障害のみならず排尿障害を呈することがしばしばある.排尿障害には排出障害,蓄尿障害があるが,どちらもリハビリテーションの妨げとなりうる.排出障害では多量の残尿をきたすことが多く,尿路感染症や腎機能障害の原因となる他,バルンカテーテル留置がリハビリテーションの大きな妨げとなる.蓄尿障害の代表的なものに切迫性尿失禁があり,これもリハビリテーションの妨げになるばかりでなく,患者本人や介護者の大きな精神的・肉体的負担につながる.
そこで本稿では,排尿の生理学と排尿障害をきたす疾患,治療法について述べる.
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