Japanese
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特集 神経因性膀胱
神経変性疾患・脱髄疾患による神経因性膀胱
Urinary dysfunction of neurodegenerative disorder and demyelinating disease
内山 智之
1,2,3
,
山本 達也
3
,
柴田 千晴
1
,
布施 美樹
1
,
山西 友典
1
,
平田 幸一
2
Tomoyuki Uchiyama
1,2,3
,
Tatsuya Yamamoto
3
,
Chiharu Shibata
1
,
Miki Fuse
1
,
Tomonori Yamanishi
1
,
Kouichi Hirata
2
1獨協医科大学排泄機能センター
2獨協医科大学神経内科
3千葉大学医学部神経内科
キーワード:
神経因性膀胱
,
パーキンソン病
,
多発性硬化症
Keyword:
神経因性膀胱
,
パーキンソン病
,
多発性硬化症
pp.249-259
発行日 2014年3月20日
Published Date 2014/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413103462
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要旨 神経変性疾患および脱髄疾患は多岐にわたり,これらの疾患に合併する排尿障害は多種多様である。しかし疾患別にみると,病期や病変の広がり・程度などによって変化するという側面もみられるが,疾患に特徴的な排尿障害を有していることが少なくない。通常,①原病に伴う下部尿路機能障害,②多尿・夜間多尿によるもの,③機能性の排尿障害,④治療によるものなどから構成され,それぞれに特徴が認められる。神経疾患の排尿障害診療を行う際には,ガイドライン上の横断的治療を単に行うのではなく,これらの特徴を踏まえたうえで,多角的に原因と病態を把握し,適切かつ合理的なマネージメントを行うように心がけるとよい。
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