Japanese
English
実践講座 リハビリテーションにおける法制度 1
交通事故による高次脳機能障害のリハビリテーション
Systems of insurance and social welfare with rehabilitation in traumatic brain injury.
青木 重陽
1
,
岡本 隆嗣
1
,
生方 克之
1
,
藤森 弘子
1
,
大橋 正洋
1
Shigeharu Aoki
1
,
Takatsugu Okamoto
1
,
Katsuyuki Ubukata
1
,
Hiroko Fujimori
1
,
Masahiro Ohashi
1
1神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション科
1Kanagawa Rehabilitation Hospital
キーワード:
法制度
,
保険制度
,
障害者福祉法
,
障害者年金
Keyword:
法制度
,
保険制度
,
障害者福祉法
,
障害者年金
pp.655-660
発行日 2005年7月10日
Published Date 2005/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552100136
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はじめに
交通事故の受傷者は若年者に多く1),また,高次脳機能障害を呈する患者とその家族は,長期間にわたって障害に悩まされることが少なくない.したがって,そのような若年の受傷者を長期に支援するために,法制度の整備とその活用は必須であると言える.交通事故による高次脳機能障害者に携わる医療・リハビリテーション従事者は,これらの法制度に熟知し,正しくかつ有効に利用できるよう患者とその家族を支援していかなければならない.
一方で,後述するように,現行の制度ではその利用が十分機能していないという問題もある.
本稿では,はじめに交通事故による高次脳機能障害者に関連の深い法制度についての解説と症例を通しての制度利用の例示を行い,次に現行の法制度利用における問題点について触れる.
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